津軽地方の郷土料理といえば、野菜や山菜を細かく刻んで煮込んだ「けの汁」が知られています
発祥の地とされる和徳稲荷(わとくいなり)神社の宵宮へ、6月9日に出かけて、参拝。
ふるまわれた「けの汁」を堪能したのでお伝えします。
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和徳稲荷神社
安土桃山時代の1571年に、大浦為信に滅ぼされた小山内讃岐守(おさない さぬきのかみ)のお城があった場所が、和徳稲荷神社になっています。
小山内讃岐守の没後454年祭に、宵宮が開かれました。
旧暦の端午の節句のとき、祝いの宴のさなかに後の津軽為信公が、急襲。
籠城し、城の台所にあった大根や山菜、高野豆腐を煮込んで、味噌で味を調えたのが「けの汁」の始まりとのこと。
江戸時代の前から食されていたのですね。
宵宮
宵宮には参拝客が詰めかけて、すごい人出。
なんと櫻田市長がご挨拶。
マイクを握っているのは和徳歴史探偵団の方で、椅子に座ったスーツの方が弘前市長です。
弘前市民参加型まちづくり1%システム事業を利用し、和徳町を盛り上げているのでしょう。
昔は旅館や料理屋がならぶ街道沿いだったのです。
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けの汁のおふるまい
この日の午後2時ころから煮込んだというけの汁。
じゃがいもが入る「けの汁」は珍しい。
6時15分からふるわれます。
和徳町婦人部の皆様、お疲れ様です。
市長のご挨拶に聞き惚れていたら、「けの汁」がすごい行列になっていました。
ちびっこも行儀よく並んでいます。
けの汁実食
ワラビやゼンマイ、油揚げ・にんじん・大根・じゃがいもが良く煮こまれています。
津軽味噌としっくり合う「けの汁」はやさしい味っこ。
なんぼ、めッ!
(なんておいしい)
小さなお子様に郷土料理「けの汁」をぜひ味わってほしいと、おふるまいが再開されました。
コロナ禍の期間は中止だったのです。
境内でりんごジュースとリンゴ羊羹の試食も頂きました。
青森県産100パーセントのリンゴジュースは、ヘルシーで美味。
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缶を開ければ、ふるさとの味。
けの汁の缶詰はいかがですか。
まとめ
弘前の古い神社・和徳稲荷神社の宵宮へ。
小山内讃岐守の居城があったという神社には、讃岐にちなみ金毘羅さまもお祀りされています。
日の丸の提灯があった金毘羅さまの拝殿。
小山内讃岐守は落城したとき切腹し、首塚と胴体のお墓があるそうです。
夏の夜にぴったりな、ぞくっとする提灯。
ということで、けの汁のおふるまいをありがとうございました。
和徳稲荷神社の宵宮をお伝えしました。
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